仮面ライダー ゲルショッカー編 第96話「本郷猛 サボテン怪人にされる!?」

 残り3話になのに衝撃的なタイトル。
改造人間・本郷猛がサボテン怪人にされてしまう。…なんとも。

初回放送 1973.1.27
TOKYO MX 2021.9.10 放送


第96話 「本郷猛 サボテン怪人にされる!?」

サボテンを研究するジジイ・マツダ博士に荷物が送られて来たと奥様が持って来る。

開梱すると、見たこともない赤いサボテンが出て来てウキウキのジジイ。
喜びも束の間、赤いサボテンからガスが噴出して気を失うマツダ夫妻。

ブラック将軍の声が響き渡り、サボテン博士はマインドコントロールされてアジトへ導かれる。
ブラック将軍はマツダ博士をコウモリとサボテンの合成怪人サボテンバットに改造を開始する。
なんでもマツダ博士は、サボテンのエキスがたっぷりと染みこんでいるジジイらしい。

完成されたサボテンバットに平和委員会のスズキ氏とヤスオカ氏をやっつけてこいと規模の小さい指令を出すブラック将軍。

指示に通りに2人のサボテン化を成功するサボテンバット。

スズキ博士のご子息がサボテン化された父親を発見、ライダー隊本部へ相談しに来た。
どうやら本郷の友人で自身も博士らしい。

ゲルショッカーアジトでは…「地球の平和を〜などと抜かす奴らは始末しました。」首領に報告するブラック将軍。

そして本当の作戦、「人間総サボテン化作戦」を開始する。

「行けサボテンバット!日本中をサボテンで埋め尽くして、砂漠にしてしまうのだぁ」

…いやいや将軍閣下お待ち下さい。確かにサボテンは砂漠に生息しているかも知れんが、人間をサボテンに変えて日本を埋め尽くした所で砂漠化が進む事にはならないだろう。
しかもその作戦をジジイがベースのサボテンバットに託すのは如何な物かと。

作戦を実行するサボテンバットは、サボテン園の係員を襲う。
通りすがりの本郷が登場。仮面ライダーに変身して温室内で1stバトル開始。

やはり基礎となる人間がジジイだから?あっさり投げ飛ばされるサボテンバット。

「人間総サボテン化作戦があるからお前なんか相手にしてられない!」とライダーに作戦概要を伝え一時撤退する親切な怪人。

ところ変わってライダー隊本部。

サボテンを貰ったと大喜びのナオキ。
何でも貰って来るなと立花氏が受け取る時に棘が指に刺さってしまう。
…本当にやたら怪しい物を持ち込むから。

棘が抜けず立花氏の手はサボテンに。…ほらね。
スズキ(息子)博士がすぐに処置したおかげでサボテン化は手で止まった。

未だに作戦実行中のサボテンバット、今度は子供を襲っている。

そこに再び通りすがりの本郷猛が現れ、子供を逃がして仮面ライダーに変身2ndバトル開始。

闘いの中でサボテンバットの右ツメをへし折ったライダーだったが、自身もサボテンの棘に触れ負傷。
痛み分けとなった。

逃げ帰ったサボテンバットは首領に殺してしまえとまで言われてしまう。
しかし、ブラック将軍は折れたツメを改造して強化するのでご安心下さいと、作戦を継続する。
余程、気に入った作戦のご様子。

一方、ライダー本部ではスズキ(息子)博士がワクチン開発を行っていた。
立花氏はワクチンの為、自身のサボテン化した手を提供すると言い出す。

まてぇ、と帰って来た本郷猛。
ワクチンを作るなら俺の手を使え。お前は…。

街ではツメを強化したサボテンバットが次々と人間を襲っていた。
更にワクチン開発を妨害するためにライダー隊本部を襲撃して薬品や実験機材を破壊するが、その行動により偶然混ざり合った薬品が立花氏のサボテン(手)にかかり治癒してしまう。

結果、本郷のサボテンハンドも完治。
よし、バトルに行くぞと三度変身。

適当に戦ってライダーキックを放つ。
階段から転落するサボテンバットは爆発せず、サボテン博士のジジイに戻りました。

「サボテンバット?そんなサボテンは無い」とすっとぼけたジジイのセリフで終わり。…なんだそれ。

個人的感想

次回から最終章だというのにのんびりとした作戦を行うゲルショッカー。

いくらなんでも怪人のベースにジジイの博士はダメでしょう。
首領ですら役立たず認定するくらいなんだから。
しかも、人間をサボテンにしてしまう恐ろしい作戦の割に、サボテンバットが1人ずつ襲うって。
日本の人口が何人だと思っているのか?

いよいよブラック将軍閣下も焼きが回ったか?


今週のサボテンバット

改造人間の本郷猛をサボテンにする事が出来る程の攻撃力があっても怪人自体の強さが無い。
また、コウモリの特性は何だったのか良くわかりません。

最後はライダーキックを喰らって元のジジイに戻りましたが、人間に戻る怪人と戻れず大爆発する怪人の違いは何なのでしょうか?

この辺を研究すれば本郷猛も人間に戻る事が可能な気がします。

次回は、いよいよ最終章開始です。


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