TVシリーズ「宇宙戦艦ヤマト2202」第7章 最終話 あらすじと感想

どうも。
前回、ズォーダーが「知恵の実」を食したとか言ってましたが、そんな物いつ食ったんだと考えていました。
もしかして、ズォーダー自身が人間である事をアダムとイブに置き換えての発言だったのでしょうか。

う〜ん安っぽい表現だな。

さて、最終話。
というより"真実のラスト"「地球よ、ヤマトは…」です。
ヤマトは何だ!と言い返したいタイトルですが、今回はオープニングも無く本編スタートです。




最終話「地球よ、ヤマトは…」

滅びの方舟ビームによって破壊された月を欠片を回収して月に戻す作業をする銀河。
地球でも墜落したガトランティスの兵器の排除作業等が行われていた。

ガトランティス戦役から半年。

突然、時間断層へヤマトが帰還。

政府は、真田さんを中心に艦内調査チームが発足、艦内へ侵入させる。

山崎さんが機関室で生存者を発見。
盛大に爆死したかに見せた、山本だった。
(前回を見返すとコクピットは爆発してなかった。)

ヤマト自体は、波動エンジンが生きていた所を見るとテレサに接触した後の状況でしょうか、外観もかなり損壊している様子。

回復した山本は、古代と雪は生きており、望めば帰れるのに古代の意思で戻る事を拒んでいると説明。

早速、両名の救出作戦会議が開かれる。
真田さん曰く、時間断層のもっと深層の高次元の宇宙からヤマトは帰還したと説明。

そして、古代達をサルベージする為には、無限のエネルギーが必要で、時間断層を崩壊させて得るエネルギーで、ヤマトを侵入させて2人を救出する意外方法が無いと説明。
ちなみに、帰ってくる事は簡単らしい。

当然、時間断層大好きオジサンの芹沢副長官は反対。平行線のまま国民投票に。
これにはガミラスのバレル大使が政治的に介入したご様子。

高次元の宇宙を彷徨う古代。
「まだ選べる未来があります。」とテレサの導きにも「引き金を引いてしまった。」とのらりくらり。
∀の黒歴史のシーンみたいに過去のシーンと未来のシーンが流れます。

地球では、国民投票が開催。
ガミラス戦役からの早期復興も時間断層のおかげと熱弁する芹沢副長官と、"古代と言う男"を語る真田さん。

真田さんの演説中にガミラスの近況映像が流れます。
デスラー総統はコアシップ搭載の青い戦闘空母を手に入れたご様子。

島達クルーは芹沢副長官の演説が終わると早々にヤマトのドックへ。
結果がどうであれ、救いに行こうとしていたのでしょう。

投票結果は判りませんが、2人のサルベージは確定。

高次元宇宙では古代が取り込まれている"生命の樹"?が崩壊し初め、訳が判らない状況。

肝心な古代は、「引き金を引いてしまう未来しか見えない」とか言って帰ろうとしません。

古代を追っている内に2つの記憶が統合した雪。「古代進は地球を救ったどぉ〜」と、すっかり元通り。
しかし、帰ろうと促す雪に対しても未だウジウジする古代。
手を差し伸べる雪の手を一度は払うも、光に包まれたベビーの手に戻る事を決意。

そこへ修復されたヤマトが到着。

エンディングの沢田研二氏の「ヤマトより愛を込めて」が流れクルー達も笑顔に。


ナレーションが流れる。



個人的感想

"真実のラスト"でも何でも無く、エピローグ&次回作品への布石回です。
今回が有るのと無いのとでは、次作への繋りに影響があるのでしょう。
テレサも「何でもありえた、何でもありえる」とスタッフの代弁していたので、「何でもありえる」のです。

これが"真実のラスト"と言われてもねぇ。

時間断層に帰還するヤマト

今シリーズは最初から最後まで時間断層ありきでした。
テレサと共に特攻した筈のヤマトが何故か時間断層に帰還。
そして最終的に2人をサルベージする為に、破壊してして終了。
これでご都合主義空間は無くなりました。

ついでに山本の黄泉がえり。
なるほど、オレンジ色の英霊達の中にいなかった訳だ。…と言うより、前回無理矢理爆死した様に見せていただけでコレもテレサの導きだったのかも知れません。

国民投票へ

今回の見せ場。だと思いますが、ハッキリ言ってどうでもいい。
最近の風潮を取り入れただけ感があります。

芹沢副長官の言い分が、なかなか的を得てる内容で、古代達を救う事に異論は無いと言う雰囲気も出しつつ、時間断層を手放したく無い芹沢副長官のプレゼンは、まともな内容だと思います。
普通なら時間断層の維持を国民は選ぶと思いますが…。

古代と雪のサルベージ

地球では2人を助ける為に国民も巻き込んで話し合いが起きているのに、当事者の古代が予想外にの駄々っ子となり、何だコイツ状態です。
特攻に雪を巻き込んだ張本人が、戻りたくないとか、苛つきしかありません。
時間断層を捨てて迄助けなくてもいい気がしましたよ。

また、最終的に戻る決意をしたなら時間断層を破壊してまで迎えに行かなくても帰れたのでは?
山本みたいに。

結局はすったもんだの末、現実に戻った2人。
特攻の時にテレサに守られたとか、何処かに飛ばされたとか、一切話は無し。
ニコニコしているだけ。


次回作品はどうなるのか。


結局判らなかった事

いっぱいあります。
蘇生体も未解決では?
斉藤隊長が蘇生体であった事は公になりましたが、第19話で桂木さんを暗殺しようとした者がいるはずです。
ズォーダーが殺害しようとした事は明白だと思いますが 、当時斉藤隊長はゼムリアを探索中。

では、一体誰がスパイだったのでしょうか…。
結局は判明せず。

テレサと雪についても解明されていません。
結局、テレサのメッセージを雪が見ていないと思いますが、記憶喪失等が影響していたのでしょうか。
イスカンダルに向かったクルーで、テレサのメッセージを受けて無い理由が解明されないまま記憶喪失になったり、撃たれたり、高次元の宇宙に留まったりしたので、余計に収受がつかなくなった感じ。

その他いろいろ…。

結局は2202 ってどうなの?

人それぞれでしょう。
私個人的には、最後迄視聴ておきながらつまらなかったとは言わないです…。
大筋は良く考えられた脚本・構成だと思いながらも、ヤマトの世界感には不向きな箇所もあり、細部は雑な感じも否めません。

ある意味ヤマトらしい"宇宙ホタル"の話を入れるくらい、全体の構成に余裕があると思わせて、終盤に向けて多方向に話を広げた為に回収しきれなかったり、説明不足だったり。
結果、雑で散らかった作品になってしまった様に感じます。

更に、一部のメカデザインか本当にクソ。
個人的には、2202という作品自体の評価を下げた要因だろうと思っています。

例えばヤマト。
ひと目でヤマトではありますが、細部は酷いデザイン。

大口開けた大砲みたいなメインノズルで、見れば見るほど全体から浮いて見えます。
2199 Verは窄まっていてカッコ良いのに…。

最終決戦仕様では、機銃増やしたのは我慢出来るとして、カタパルト増やして何に使ったんだと。
敵メカも最悪。
包丁みたいな艦が、直接敵艦の艦橋を削ぎ取ったり、白色彗星から出現した物が、タコ帝国だったり。更にそいつが進化した滅びの方舟が使徒だったり。

とにかく菱形が好きなご様子ですが、何1つ良いと思えない。
ヤマトの世界感(演出を含む)に合ってない為なのか、単にデザインに難があるのか?
十字架を模した岩から大戦艦が出た時は笑いましたよ。

ネーミングもダサい。ブラックバードにブラックアンドロメダって。
確かに黒いけどね。

勿論、従来のガミラス艦隊やアンドロメダ等、ガトランティスにもリファインされたメカデザインで傑作もあります。しかし、一部のメカデザインが酷いあまり、ストーリーにも影響を与えていませんか?


何度も言います…人それぞれです。

続編制作決定

続編も制作決定しました。
最終回で続編を作れる布石を打った甲斐がありましたね。

現段階(2019.3.29)では.、続編制作決定との情報のみなので、リメイクとして制作するのか、オリジナルとして制作するのか、 わかりません。

続編は2202のスタッフが継続されるか判りませんが、希望は前述の通り、メカデザインは替えて頂きたい。

お願いします。


続編の詳細は公式ホームページで順次発表されるそうです。


以上


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