どうも。
しばらく履かずにいた20年物のAIR JORDAN 1。
足を入れたら、何とも言えないダイレクトに地面を感じてしまう接地感。
覚悟はしていましたが、内部で加水分解を発症している様です。
見た目が綺麗なのでショックではありますが、分解して状態を確認してみる決意を表明。
AIR JORDAN 1の加水分解とは?
コチラが加水分解の疑いがあるAIR JORDAN 1 ROYAL/BLACK (以下AJ1)です。2001年リリースのレトロ。まだ、踵やシュータンにジャンプマンが存在していないレトロです。
AJ1のソールは、ゴム製のカップソールで出来ており、外見からは加水分解か起きている事が分かりません。
しかし、土踏まずから踵辺りを指で押し込むとベコベコに凹みます。
内部にエアバッグを搭載する目的でポリウレタンがこの箇所に使われている為、凹むと加水分解しています。
逆に考えると少量のポリウレタンだけが加水分解しているので、ソールの劣化が無ければ(いつかはあるかも知れないが)デザインを変える事無くリペア可能。
とりあえず中身を見たいのでバラします。
①ステッチを外します。
今回はどの様に裁縫されているかの確認なので、切らずほどきます。2重縫いを2連続している箇所がゴール。その右隣から反時計周りに縫い込んだ様です。個体差はあるかも。
ゴールの箇所からほどいて行きます。
工業ミシンの筈なので、糸は外側(上糸)と内側(下糸)の2本が使われて縫われていました。
手縫いなら1本でいけそう。
②アッパーとソールを剥がす。
ステッチを解いたら、アッパーからソールを剥がします。
接着剤で貼られているのでヒートガン等で温めながらだとジワジワと剥がれます。
20年経過しているので接着剤も劣化しているかと思ったら意外にもしっかりとしていました。
この年代のナイキはまだ作りが良かったようです。
アッパーからソールを剥がす注意点は、力任せに剥がそうとするとアッパー底生地が非常に薄く縫製もよろしくない為、破れ易いので注意が必要。(少し破けた)
③御開帳。
粉々です。
エアバッグもエアの抜けた、ただのビニール製の残骸です。砂糖がたっぷりのクラッカーに見えなくも無い。
コレを内蔵するのにポリウレタンで固める必要があったとか、なかったとか。
構造的は至って簡単。
マイケルジョーダン氏が望んだ素足感覚の接地感を得る目的で極力ソールを薄くした結果、ソール前半部分はソールのゴム地のみ、土踏まずから踵までエアバッグとポリウレタンが使われているだけ。
クッション性は低く、そりゃ長時間歩くと疲れる訳よ。
ソールが薄い分、市販品AJ1のインソールはふわっとしている気はしますが…。
因みに、エアフォース1もAJ1同様にカップソールななで加水分解の判断が難しい。
大きめのエアバッグとソール全面にポリウレタンが内蔵されているので、ソールの何処かを指で押し込み凹めば加水分解が進行しています。
まぁAF1は確実に加水分解になります。
今回はここまで。思い付きで分解してみましたが、とりあえずリペアしてみようか考え中。
以上
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