どうも。
古のスニーカーAJ11 LOWのオリジナルを再生します。
AJ11のLOWは、IE(International Exclucive)と呼称される場合もありますが、ORIGINALの箱には特に記載無し。
ホワイト-エレファントの箱には表記されていた気もするけど忘れた。
そんなAJ11
LOWが発売された1996年は第?次スニーカーブーム。
airmax
95から続く入手困難なスニーカーが多かった時代で、このAJ11も入手困難だった記憶があります。
翌シーズンのAJ12はカラーバリエーションも多く、市場供給過多になり一旦落ち着きましたが。
そんなAJ11 LOW、箱から出したらソールがベロンと剥がれておりました。
ソールが剥がれたAJ11 LOWを再生しよう
27年前に購入して少しだけ履いたAJ11。
さすがにボロボロだろうと取り出したところ、ゴム製のアウトソールがミッドソールから剥がれたのみ。
ミッドソールがファイロン素材なので加水分解は無し、ゴムソールも劣化していません。
なので、作業は簡単に行なえそうです。
とはいえ、剥がれたアウトソールとミッドソールの接着面に付着した古い接着を剥がす必要があり、これがめんどくさい。
カーボンプレートには古い接着剤がべっとり。
古い接着剤剥がし
古いスニーカーの補修で1番大変なのが古い接着剤の除去。
ミッドソール、ゴムソールともにざっくりと180番の紙ヤスリやヘラで削ぎ落としますが、ゴム系接着剤は紙ヤスリで作業しているうちに摩擦熱でベトベトしてきたり、余計に剥がれ難くなるのでそんな箇所には溶剤を使います。
しかし、素人には入手も取り扱いもハードルが高い。
クレオス アクリジョン ツールクリーナー
そこで、入手も容易く取り扱いもプラモデルで使うを溶剤でやってみます。
今回使った溶剤はコチラ⇩
クレオスから発売されているアクリジョンと言う塗料があるのですが、その塗料を使用した用具を洗うクリーナーです。
入手もプラモデル用品として販売されているので、簡単に手に入ります。
独特の臭いを放ちますが、シンナー等の溶剤よりは臭いを抑えてあります。
それでも要換気&可能であれば防毒マスク着用が安全。
塗装された箇所に使用すると塗装が除去されてしまうのでご注意。
古い接着剤がトロトロに溶けて作業は楽になります。
どの位トロトロなのか動画にしてみました。
除去の効果は?
画像左側が除去前、右側が除去後。
画像左側が除去前、右側が除去後。
ここまで除去が必要。これが面倒でスニーカーの再生が億劫になるのです。
接着面がキレイになったら接着剤を塗布するのですが、ゴムソールのみプライマーをたっぷり塗布します。
プライマーはノーテープ社 P-740を使用。
塗り残しを避ける為、2度塗りが安心です。
臭いがキツいので必ず換気&あれば防毒マスクを使いましょう。
プライマーが乾いたらミッドソールとゴムソールの両接着面に接着剤を薄く塗って乾かします。
接着剤はノーテープ社の9820を使用。
手に入りやすいG17でも接着出来ると思いますが、固定する時間が結構長い。
9820は貼り合わせてからの固定する時間が短時間で済みます。
ここからの作業は集中したので画像がありません。ごめんね。
接着する両面に両面テープの接着面を作るイメージで薄く塗って乾かします。
あとは、踵から貼り合わせるだけ。
作業の仕方によりますが、接着面をクッキングペーパーで保護しながらだと作業しやすいです。
最後に爪先を合わせて終了。
踵・爪先どちらからでも構いません。
接着剤を塗布する前に何度も張り合わせのシミュレーションした時、踵から貼り合わせた方がやりやすかっただけ。
貼付けたらハンマー等で叩いて圧着します。
私は念入りにしますが、どうなんでしょうね。
再生完了
2日程寝かした後、徒歩&自転車での使用しましたが、接地感等の違和感は無し。
因みにNew Balance製の中敷きに交換したので履き心地は向上しているハズ。知らんけど。
既に四半世紀を超えているスニーカー、贅沢は言いません、普通に歩ければいいのです。
今回は、アッパーとミッドを分解していないので未確認ですが、恐らく中のエアは破損していると思われます。
今回の作業について
スニーカー再生で何気に大変な古い接着剤の除去にクレオスさんの「アクリジョン ツールクリーナー」を使用した事で幾分簡単に行なう事ができました。
材質によってはツールクリーナーとの相性が悪い場合もあります。
作業は自己責任で実施してください。
以上
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